地球環境問題への対応は、エネルギーに含まれる有害物の事前除去、改質及び回収、並びに省エネを行うことなどの対策とともに、利用に応じてエネルギーを選択することも重要です。
LPガスは、次の特性から分かるように、地球環境問題を早期に解決・緩和できると期待されているエネルギーであり、日本に暮らす人々の最も身近にあるエネルギーと言えます。
● LPガスは、PM(粒子状物質)の排出がない等、環境負荷が相対的に小さく、天然ガスとともにクリーンなガス体エネルギーである(2003年10月7日付け閣議決定された「エネルギー基本計画」より)と位置付けられています。
● LPガスは、利用する時はガスとして使うエネルギーですが、LNGと比べても相当低い圧力で液化するという性質から小型の容器に詰めて利用できるので、都市ガス*のように気体でしか利用できないがゆえの大規模な導管網を必要とせず、日本全国どこでも利用できるという特長があります(都市ガスが利用できるのは都市ガス導管がある国土面積の5.5%です)。
● 大規模な導管網を必要としないということは、配管が短く、点検、メンテナンスが容易なため、災害時の復旧が早いということにもつながります。
● もちろん、LPガスは導管による利用もでき、全国約190万戸で利用されています。また一部、都市ガスの原料としても利用されています。
*都市ガスとは…天然ガス、LPガス、あるいは石炭、石油などから作られるガスを所定の発熱量に調整したものです。
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化石エネルギーによる環境汚染には、地球環境全体に影響を及ぼす環境汚染物質があることが分かっています。
その地球環境問題の主だったものは、次の通りです。
1. 二酸化炭素(CO2)やメタンガス(天然ガスの主成分)による地球温暖化
2. フロンガス等によるオゾン層破壊で紫外線が増加することによる皮膚ガンの誘発等
3. 煤煙などの浮遊性粒子状物質(SPM:Suspended Particle Matter)等による呼吸器系の疾病
4. 亜硫酸ガス(SO2)等が作る酸性雨による森林の破壊や湖水内動植物の死滅
5. 窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)を起因とする光化学スモッグ(オゾン・過酸化物質)による目や喉等の痛みこれらの地球環境問題は、世界全体で早急に解決しなければならない課題として、取組みが始まろうとしています。